爪水虫の薬、完治までどれくらいの期間使いつづけるの?爪水虫は完治しにくい疾患といわれていますが、どれくらいの期間、薬をつづけるのでしょうか?

爪水虫が初期段階か重症化しているかによっても違いますが、ここでは薬の種類や使い方による違いなどから、薬の使用期間について説明していきます。

爪水虫の治療法と使用期間

内服薬

1)イトリゾールカプセル50(一般名イトラコナゾール)

(服用法)

パルス療法と呼ばれる服用法です。

1回2カプセルを1日2回食直後に服用。これを1週間継続し、3週間休む。これを3回繰り返します。実質の服用期間は3週間です。

 

(注意点)

イトリゾールは相互作用(飲み合わせ)が非常に多い薬です。

またもともと肝臓の悪い方も症状を悪化させる可能性があるため使用することができません。他にも妊娠の可能性がある人、妊婦は服用できません。胎児に奇形を生じる可能性があるからです。

 

(参考価格)

1カプセル394.8円。1日4カプセル 3週間で33163.2円

2)ラミシール錠125mg(一般名:テルビナフィン)

(服用法)

1日1回 1回1錠を6ヶ月間服用します。

症状により治療期間は変わります。

 

(注意点)

重い肝機能障害や赤血球・白血球・血小板が減少の副作用がみられる可能性があります。

その為、肝臓の悪い方や、血液に障害のある方は使用できません。

又、肝機能、血液検査を定期的に行う必要があります。

 

(参考価格)

1錠184.2円 1日1錠 6か月で33,156円。

外用薬

1)クレナフィン爪外用液10%(一般名:エフィコナゾール)

クレナフィン爪外用液10%

出典:http://clenafin.jp/product/img/photo_01.jpg

エフィナコナゾールを有効成分とする日本初の外用爪白癬治療薬です。

以前は日本国内で承認されている爪白癬治療薬は経口抗真菌薬のみでしたが、先にも記載しましたように、肝障害等の副作用や薬物相互作用がみられるという欠点があります。

ですから、爪白癬に対し有効性が期待できる外用薬が登場したということは画期的といえます。(平成26年9月保険適応)。

 

ただし、必ず顕微鏡検査もしくは培養して、爪白鮮が陽性であることが判明し、はじめて処方されます。(月1~2本)

 

(使用法)

ボトルの先端のハケで、1日1回入浴後に ①爪全体 ②爪の両側 ③爪の先端 に塗布します。

その際、皮膚に付いた余分な薬液は綿棒かティッシュで拭き取ること。

内容量が3.56gとあまり多くはありませんが、衛生面から1本を4週間以内に使い切ることを推奨しています。

 

(参考価格)

1本(3.56g;4週間で使い切る)の薬価約5900円。

自己負担額1770円(3割負担として)

2)ルコナック爪外用液5%(一般名;ルリコナゾール)

ルコナック爪外用液5%

出典:http://medinfo-sato.com/products/luconac/images/luconac_sato_01.jpg

ルコナック爪外用液はルリコナゾールを高濃度で配合(従来の1%→5%)することで、爪に対する透過性、貯留性を高めた製剤です。

 

(使用法)

プッシュ式のボトルに入っています。1日1回塗布します。

  1. 1回押して薬液を出し、爪全体に行き渡るように塗り広げます。
  2. 次に爪と指の間に1回押して薬液を出します。

クレナフィン同様、ルコナックも、必ず顕微鏡検査もしくは培養にて爪白鮮が陽性であることが判明してはじめて処方されます。

 

(価格)

1本 3.5gで 3492円

 

(使用期間)

症状によって一概にいえませんが、下記の治験結果の投与期間を参考にしてみると、48週が目安のようです。

クレナフィン

評価項目:52週目の完全治癒率(投与期間48週)

結果:全体:17.8%(117/656 例) 日本人:28.8%(53/184 例)

ルコナック

評価項目:塗布開始48週時の完全治癒率

結果:14.9%(29/194例)

参考までに

爪水虫の治療方法として、薬以外にはレーザー治療がありますがこちらの治療期間は月1回のペースで、治療時間の差(2分~20分)によりますが、1ヶ月から半年と言われています。

まとめ

足の爪が生え変わるのには6か月かかるといわれていますので、やはり最低でも半年は薬を続ける必要がありそうですね。