ラミシール。爪水虫や水虫の治療薬ですが、内服薬、外用薬、市販薬、処方薬などあり、使用方法もそれぞれです。

ここでは、それぞれのラミシールについて説明していきます。

ラミシールとは?

ラミシールは爪水虫・水虫の原因菌である白癬菌(真菌)の細胞膜を作り出す部分に用いられる酵素を阻害することにより、真菌の増殖・繁殖を阻止し、真菌を殺していくという作用が期待される薬です。

爪水虫をはじめ、足の水虫やカンジタ症などの皮膚の真菌症の治療薬として、内服薬、外用のクリーム、外用液など、多様に用いられています。

内服薬

ラミシール錠125 mg【テルビナフィン塩酸塩錠】

1997年に、日本で皮膚真菌症の治療薬として承認され、ラミシールとして処方されます。

 

薬剤が角質に結合しやすいため、薬剤の血液中濃度が低下しても、2~3週間は皮膚のなかに貯留しているため、爪には約2ヶ月程度の有効濃度があるとされています。

 

また、白癬菌自体を殺す作用があり、薬剤の拡散経路が爪母・爪床の両方から攻めることができることから、治癒率が高く、1ヶ月あたりのコストがイトラコナゾールと比べ安くすみます。又、「他の薬剤との併用が禁忌である」、もしくは「慎重投与しなければならない」などの条件がほとんどないといわれています。

 

(服用法)

1日1回 1回1錠を6ヶ月間服用します。

症状により治療期間は変わります。

 

(注意点)

重い肝機能障害や赤血球・白血球・血小板が減少の副作用がみられる可能性があります。

その為、肝臓の悪い方や、血液に障害のある方は使用できません。

又、肝機能、血液検査を定期的に行う必要があります。

 

(価格)

1錠184.2円 1日1錠 6か月で33,156円。

外用薬 クリーム状のラミシール

処方薬

ラミシールクリーム1%10g(ノバルティス ファーマ)

クリーム剤は、薬効成分を脂肪性の溶剤に練りこんだものです。

ラミシールクリームの場合、薬効成分「テルビナフィン塩酸塩」は全体の1%、あとの99%はワセリンなどの溶剤が占めています。

薬価:1gあたり35.7円 10gおよそ360円

市販薬

ラミシールATクリーム 10g(ノバルティス ファーマ)

医師が処方するラミシールクリームと同じ成分の薬です。一般の薬局で入手できます。処方薬と同じく、テルビナフィン塩酸塩1%を含有します

1日1回使用。

価格は約1000円

ラミシールプラスクリーム 10g(ノバルティス ファーマ)

ラミシールクリームATの姉妹品です。

塩酸テルビナフィンの含有量はラミシールATと同じですが、かゆみどめや消炎作用のある成分をプラス配合した製品です。一般の薬局で購入できます。

価格はラミシールクリームATの約1.5倍します。

クリームには尿素(角質軟化剤)を配合しているため、水虫ではジクジク型にもカサカサ型にも対応します。

外用薬 液状タイプのラミシール

処方薬

ラミシール外用液1%10g (ノバルティス ファーマ)

薬価:1gあたり35.7円 10gおよそ360円

ラミシール外用スプレー1%10g (ノバルティス ファーマ)

薬価:1gあたり56円  10g 560円

市販薬

ラミシールプラス液(ノバルティス ファーマ)

乾きやすく、サラッとした使用感の液剤で、浸透性に優れ、乾燥(カサカサ)タイプの患部におすすめ。

ラミシールプラススプレー(ノバルティス ファーマ)

患部に触れたくない方。痒みのある方におすすめ。広い範囲にも使用できます。

ラミシールプラスジェット

ラミシールプラススプレーとほぼ同じ

まとめ

内服薬・外用薬ともに同じ成分の市販薬・処方薬がありますが、市販薬は保険適用にならないため、高額を負担することになります。

皮膚科で、水虫または爪水虫などの診断をしてもらった上で、内服薬か外用薬か又は併用かなど、医師の判断で薬を処方してもらいましょう。