爪水虫といえば、高齢者や男性の病気というイメージがありますが、最近は20代の女性にもこの爪水虫にかかっている人が多くなっています。

なぜ、爪水虫が20代女性にも拡大しているのでしょうか?

その原因・感染経路・対処法をご紹介します。

爪水虫についての基礎知識

爪水虫とは?

白癬菌というカビ(真菌)の一種が爪に感染し寄生して発症します。正式な病名は、「爪白癬」といいます。爪水虫は多くの方が発症していて、日本では約1200万人が爪水虫にかかっていると言われています。特に60歳以上が総数の40%以上を占めています。

 

水虫(足白癬)を長期間放っておいたために、皮膚から爪の中へと白癬菌が侵入し、爪水虫(爪白癬)を発症してしまいます。爪水虫は一度発症するとなかなか治りづらいやっかいな病気です。

なお爪水虫は足だけでなく、手に発症する場合もあります。

症状は?

症状は爪が白色や褐色に濁り、分厚くなります。爪には神経がないためかゆみや痛みといった自覚症状はありませんが、分厚くなり過ぎると靴を履くときに圧迫され、痛みを感じる場合があります。

 

ほとんどの場合はすでに水虫(足白癬)を患っており、そこからの感染で発症します。また爪水虫は、患部から別の部位に白癬菌をばら撒いてしてしまう可能性が高くなりますので、早めの治療をオススメします。

爪水虫はどのようにして感染するの?

爪水虫の家族とスリッパやバスマット、爪切りを共有するなどが感染の原因だと考えられます。スリッパは家族でも一人ひとり分けている場合が多いかもしれませんが、バスマットや爪切りは家族全員で共有するのが一般的ですから。

人間の皮膚は約4週間で新陳代謝を繰り返していますが、この新陳代謝によって剥がれ落ちた古い角質にも白癬菌(水虫菌)は存在しており、それが家族に感染してしまいます。

また白癬菌に感染した爪を切って床に落としたままにし、それを家族が踏むことによっても感染します。

 

家庭内だけでなく、スリッパを共有する病院や公民館、公衆浴場やプールの足ふきマットなどでも感染することがあります。

 

ただ、白癬菌が感染するのには最低でも24時間以上は必要といわれていますので、毎日入浴してしっかり乾燥すれば感染の心配はありません。

若い女性に爪水虫が拡大している理由

爪水虫の発症原因とされているのは白癬菌です。

この白癬菌がどのような感染経路で若い女性に感染していくのでしょうか?

 

多くの女性は足元や足の爪のオシャレに興味を持っていて「足の爪のネイルを楽しみたい」「夏はサンダルを履きたい」と思っています。

そこで考えられるのが感染経路としてられるのが、ネイルサロンでの感染です。

 

ネイルサロンできちんと消毒されていない爪切りや爪ヤスリが使用され、爪水虫の原因菌である白癬菌に感染するのです。

 

20代から40代の働く女性を対象に、足の爪の水虫や足元および足の爪に関するインターネット調査を実施した結果、爪水虫についてただし知識をもっていたと回答したのはわずか6.3%。

しかも、見た目を隠そうと感染した爪にマニキュアなどを塗ってしまうとさらに症状が悪化することを知らない人が75%もいたとのことです。

(ノバルティス ファーマの2012年調査結果)

*ノバルティス ファーマ・・・爪水虫の治療薬「ラミシール」などの製薬会社

 

上記の調査を見ると、若い女性の爪水虫にたいする知識が低いことにより、爪水虫の初期症状であるにも関わらず、その爪を隠そうとして、ネイルサロンにいきフットネイルを施しているのです。

 

又、今注目のジェルネイルは、従来のネイルに比べて持ちがよく人気がありますが、その反面、爪の成長によってジェルネイルと爪との間に隙間ができやすいという欠点があります。

その隙間から緑膿菌という常在菌が入り込み、温度と湿度なども相まってジェルネイルと爪との間で菌が培養されてグリーンネイルという症状が現れます。

このような状態の爪に白癬菌が入り込み、爪水虫を併発してしやすくなってしまうのです。

まとめ

若い女性に爪水虫が広がっている原因はおわかり頂けたでしょうか?

「爪水虫についての基礎知識」を理解し、信頼できるネイルサロンを選ぶこと、爪水虫と気づいたら、ネイルサロンにいかないこと、フットネイルで爪を隠すのではなく、爪水虫を正しく治療し、完治を心がけてください。